研究活動

当協会では、協会員の技術と知識の向上のために、現在5つの研究チームを設けております。当協会では、協会員の技術と知識の向上のために、現在5つの研究チームを設けております。(活動日は基本的に月1回)

●調香技術向上研究チーム

養成講座で学んだアロマアート理論に基づき、実際のアロマケアーに生かせるレシピの創作などを通して調香技術を研鑽しています。今年度は、従来の精油以外の新たな芳香素材である「水精油」、「香粉(粉末香料)」などの使用方法の研究をとおして、調香の習熟と新たな調香法の創造を目標として活動しています。一人では調香の傾向も偏りがちになりますが、チームに参加することで新たな香りとの出会いも…。

●香性研究チーム

養成講座で学んだ香草概論・精油の化学に基づいた内容、さらに実際の体への作用をOリングテスト・暗視野顕微鏡による血液観察を経て東洋自然医療的な表現による香性規定を、2006年に「東洋芳香術入門」45種のハーブ&精油として出版しています。新精油・水精油が発売されていますので本年度は、新インフルエンザ対策必須になるであろう「レモンマートル・マヌカ」について香性の研究を行いました。初心者の方も先輩会員と一緒に精油をムエットに落とし舌につけて感想を言いあったり、実体験を交えながら各自集めた資料をもとに香性を導きます。香性が理解されることは、香草(ハーブ)の選択の自信につながります。まずは、見学にいらしてください。一緒に学びましょう。

●暮らしのアロマアートチーム

生活の中にアロマをどのように生かすかを実践的に研究しています。最近では石鹸やリップグロスなど身の回りの品を作りました。安全性に問題のあるモノがあふれる今日。アロマやハーブを上手に用い、いわゆるハーバル・スローライフ「手を使って、手間ひまかけて生活をする」という意識を大切にしたいと思います。今後は、心と身体と社会の健康を高める食生活を学び合う雑誌『食べもの通信』をテキストにした勉強会とクラフトなどを予定しています。

●翻訳研究チーム

休会中

芳香デザインチーム

アロマアーチストの定義である“より美的に快適な生活空間を演出する”手法として、香りを中心とした造形を今までより幅広く行うため名称変更いたしました。これまで研究してきた創香活花も含め、生活のなかで香りをどのように活かし表現してゆくか、作品のみでなく製作工程を楽しみながら、研究を進めております。精油・水精油・粉香、さらに植物そのものを、どのように造形へと昇華させてゆくか、香りを形で表すこと(芳香のデザイン)の可能性を探りながら、多くの方に触れていただける香りの造形を生み出してゆきたいと考えています。